深き闇の事 弐

吸引器具から検出されたDNAを鑑定したところ、のりピーのDNAと一致したんだそうで。

のりピーが8日晩(7時55分)に捕まった。警察が派手に動いてたから一ヶ月ももたないんじゃないかな?と思ってたけど逃走開始日(8月3日)を含めて6日間ですか。そうですか。

CDが店頭から消えたり、初音ミクが「碧いうさぎ」の替え歌(白いクスリ)を歌ったりなど……。替え歌については「かわいそう」という声もある。でもネタにされるような不祥事起こしたのはのりピー本人だからね…仕方ない。

一般ピーポーの世界と比べて何かと甘い芸能界。

罪を犯して警察に逮捕されると、他人様の厳しい視線が向けられる。逮捕された者は場合によっては「前科者」というレッテルがついてまわる。逮捕歴がつくと再就職・社会復帰が困難に。これが一般人。

芸能人は逮捕歴あっても、しばらくしたら復帰できる。扱いに差があるよね。

一般ピーポーだったら不祥事起こしても失職するけど芸能人はそうじゃないよね?

「前科」というのは正確には刑事裁判で有罪判決がでた時点でつくものらしい。「逮捕されただけ」ではつかないのね。ついつい「逮捕歴のある奴」という意味で「前科者」という言葉を使ってしまいがちだけれども。

一般ピーポーごときが簡単に近寄れない世界に長いことおって、そこの甘い汁吸って、都合が悪くなったら一般ピーポーの感覚を適用するなんて虫がよすぎる。

復帰できるかどうか決めるのはテレビの前の視聴者。アナウンサーにしろ芸能人にしろ一般ピーポーがいなければ成り立たない商売なんだし。事務所が許しても需要が無かったらどうしようもない。

逆にいえば(芸能人に限らず)一度「プロ」として認定されて事務所(物書き・絵師だと出版社)のバックアップが得られて人気が維持できれば安定した良い暮らしができるわけだ。

話をのりピーに戻すと、彼女がクスリをやるようになったのは高相さんがきっかけ。だからもともとの原因は高相さんと結婚したことにある。「女房なんだから一緒になってクスリをやらずに亭主がクスリをやってるのを止めるべきだったんじゃね?」という意見もある。

逮捕前の時点ではのりピーのほうが収入あっただろうから「クスリをやめなきゃ離婚する」と言えば亭主も慌ててクスリをやめる方向に向かってたんじゃないかな、とぼんやり考えてみる。亭主は資産家のボンボンといってもすでに勘当されてたらしいし。